FASHION

この春の一押しのシェアファッションを提案するスペシャル企画、「NEW STANDARD SHARE FASHION」撮影の舞台裏でモデルの素顔を深掘り!第1弾は、中性的なルックスでストリートからモードまで着こなすモデルの久保田有人さんが登場。撮影の感想や普段のファッションのインスピレーション源などお話を聞きました。


―まず最初にモデルを始められたきっかけを教えてください。

YUTO(以下Y):美容学生だった友人の作品撮りでモデルをしたことがきっかけです。それまでもファッションはずっと好きだったけど、自分を発信したり表現する場がなかったので楽しいなと思って。そこからインスタのフォロワーが少しずつ増えていって、PRの方とも繋がってフリーでモデルのお仕事をさせていただくようになりました。昨年の四月から事務所に所属しているので、事務所に入ってからちょうど一年ですね。


―今回は「SHARE FASHION」をテーマにスタイリングしていただきましたが、普段の私服はどういうテイストがお好きですか?

Y:めちゃくちゃロック系のファッションが好きで、タイトな細身のIラインの服をよく着ています。デザイナーだとエディ・スリマンとか。僕が服を好きになったきっかけもエディなんです。

―というと、イヴ サンローランの頃ですか?

Y:その前のディオールオムでデザイナーをやっていた頃です。

―今から15年くらい前ですね。だいぶ早い段階で影響を受けたんですね。

Y:タイプは違いますが、親も洋服が大好きでギャルソンとかをよく着ているような感じなので、ファッションへの関心は割と小さい頃からあったんです。まだスマホとかもなくて、家にあるパソコンでYouTubeとかに上がっているショーの動画とかをみては、「かっこいい」って憧れていました。当時は小学校高学年だったと思うんですけど、その頃からずっと細身の服が好きですね。

―一途にブレていないのがすごいです。スタイルとしても完成されていますよね。

Y:でも、歳をとって太って着れなくなったらどうしようとか考えますよ。今着てる服が一着も着れなくなっちゃうので(笑)。


―太った姿が全然想像できないです!(笑)では、そういった自分らしいファッションのポイントやアイテム選びのこだわりなどはありますか?

Y:基本的に無彩色の服が多くって、色物といってもデニムくらい。合わせるときは一つひとつのアイテムのバックボーンの方を重要視しているかもしれません。例えばミリタリーだったらミリタリーで統一するとか、ライダースだったらロックに寄せるとか。テイストごとにイメージを分けて着るようにしていますね。

―あえてジャンルを横断せずに、ストレートに着こなす?

Y:そうですね。できる限りストレートに綺麗に着たいタイプです。でも、最終的にはいつもロックになっている気がします。


―毎日のコーディネートはいつ考えていますか?

Y:出かける1時間前とかに歯磨きしながら考えるんですけど、全然決まらなくって遅刻しちゃいますね(笑)。前日とかになんとなく考えていても、朝起きるとなんか違うってなっちゃうんですよね。

―韓国のALANDにも遊びに行ったことがあるという有人さんですが、韓国を意識しだしたのはいつ頃からですか?

Y:小学生の頃にBIGBANGが流行っていて、その頃から韓国のカルチャーやファッションはよく見ていました。

―ウォッチ歴は結構長いんですね。韓国ファッションの魅力について教えてください!

Y:普段から韓国の雑誌をよく読んでいるんですけど、向こうのスタイリストさんの組み方ってすごく綺麗なんです。ジェンダーの枠を越えたスタイリングが多くて、遊びも効いている。中でも韓国版の『DAZED』や『VOGUE』はいつもチェックしています。

―ここ数年でファッションの変化を感じたりもされますか?

Y:僕が高校生の頃とかは、奇抜なデザインで攻めたアイテムが多かったのですが、最近はコレクション寄りの綺麗めなブランドやアイテムが増えた印象があります。


―今回のコーディネートで着用されたアイテムの中でお気に入りはありますか?

Y:ブルーのコーデで着用したシャツはダメージの感じが好きでした。羽織ってもいいし、きっちり上まで閉じてもシルエットが綺麗なので着まわしやすそうだなって思いました。

Shirt (3.3Field Trip) ¥9,900
Pants (3.3Field Trip) ¥10,450
Cap (CHUCK) ¥6,380

―今回選んだアイテムのほかにも店舗で気になったアイテムなどはありましたか?

Y:個人的にレザーが好きで、お店ではレザーアイテムが充実していたので、今度ゆっくり買い物したいなって思いました。

―この春個人的に気になっているコーディネートなどはありますか?

Y:去年は秋が一瞬で終わってしまって、ジャケットを主役にしたファッションが全然楽しめなかったので、この春こそはリベンジしたいです。Tシャツにジャケットとか、ネクタイとシャツにジャケットとかやりたいですね。


―最後に今回の撮影の感想や見どころを教えてください!
Y:普段は自分の好きなテイストで、自分のことだけを考えて服選びをしますが、今回はシェアファッションがテーマだったので、相手の個性と自分の個性をどうやって調和させるかを考えながら選ぶのが新鮮で楽しかったです。完全なお揃いではなく、まとまり感を意識したシミラーコーデになっているので参考にしてもらえたら嬉しいです。



久保田有人

1999年生まれ、東京都出身。クールな中にあどけなさが残る個性的なルックスで、雑誌や広告をはじめ、ブランドのルックやランウェイのモデルなど、幅広く活躍中。

Model/YUTO KUBOTA (Stanford)
Direction/KAZUMA IWANO (Sol)
Photo/DAI YAMASHIRO
Hair & Make-up/MIRI SAWAKI
Edit/MIKIKO ICHITANI

SHARE FASHION vol.1

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